岡田が使っているMT5のインジケータについてのセットアップを公開します!
インジケータは基本的に自分に合うものを使うべきですが、そもそも「合う」という感覚がわからないと話になりませんね。
まずはCanon-VIP配信で使っているセットアップを試して、取捨選択し、自身のスタイルを確立して頂ければと思います!
インジケータ
インジケータは移動平均線とパラボリックを使っています。
移動平均線
移動平均線は4種類。
- 13EMA
- 21SMA
- 75SMA
- 200SMA
13だけEMAを使っているところが特徴です。
移動平均線は本質的に、エントリーのトリガーや相場観に役立つものではなく、市場参加者のポジション状況を推察するものです。
その為、特殊な数字を使うことに意味はなく、直近の価格を重視するEMAを使う必要もありません。
従って、ありふれた設定の3本を使っています。
ただ、13EMAだけは捉え方が違い、「既にポジションを持っている日和見勢のポジション状況」を推察するSMA3本とは反対に、「今この瞬間にマーケットを動かしている(=売買している)参加者のポジション状況」を推察する意味合いがあります。
13という数字はフィボナッチを参考にしており、リアルタイムな参加者の動向を推察したいので、EMAにしています。
リアルタイムな参加者の動向を推察するということ
少々重要な考え方です。
例えば下記のようなチャート。
赤丸部分の安値がネックラインとなるダブルトップの様相ですが、ダブルトップ成立前にショートエントリーできたら、リスクリワードは劇的に良くなりますよね。
その為に、13EMAを見るのです。
実際にダブルトップ右肩の後、価格は13EMAを割り込んだ後、大陰線を2本引いてネックラインを割り込みました。
13EMAは、「リアルタイムで売買しているプレイヤーの平均建値を推し量るもの」です。
13EMAを割り込んだという時点で、「現在買いポジションを抱えているプレイヤーは、含み損を抱えることになる」ということです。
それが高値更新が浅かった直後に起こると、損切りの可能性が出てきます。
また、高値更新が浅かったことで見方によっては「Liquidity Sweep」が起きたように見え、ショート勢は調子に乗って売り増ししてくるかもしれません。
よって、買い勢と売り勢のバランスは、一気に売りに傾くということです。
必ずこうなるとは限りませんが、1つの武器として持っておくと、特にデイトレードに役立ちます。
オシレータ
オシレータはスローストキャスティクスを2種類とMACDの3つを使っています。
スローストキャスティクス
設定は下記の2種類です。
- %K→15、%D→21、スローイング21
- %K→140、%D→84、スローイング84
2種類使うのは「大きな流れ」と「小さな流れ」を把握する為です。
%K=140(大きい方)の大きなスローストキャスティクスが下値余地を示さない時、%K=15(小さい方)のスローストキャスティクスが上値余地を解消しているとしても、新規売りは控えます。
(たいていこういう時は上位足の短期スローストキャスティクスが下値余地を解消しています)
MACD
MACDはスローストキャスティクスと合わせて、上値余地、下値余地の有無についての確認に使います。
設定はデフォルトのFastEMA→12,SlowEMA→26,シグナル→9です。
MACDはヒストグラムを表示することが重要です。MT4、MT5だとデフォルトのMACDでは表示されないので、ネットでググってヒストグラムを表示できるものを探しましょう。
冒頭のダウンロードリンクのテンプレートは、ヒストグラムを表示できるようになっています。
ライン
ラインは銘柄共通ではなくそれぞれのチャートに描画していくものです。
- チャネルライン
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・エクスパンション
を使っています。
水平ラインはFXやCFDでは綺麗に機能しない為、重要視していません。
水平ラインに関してはSmart Money Conceptというトレード理論に出てくる、Order Block、Braker Blockという概念に置き換えた方が良いだろうというのが、個人的な見解です。
また、これらとは別の「名前はないけどよく出る形」というものがチャートには存在します。
例えば下記のような「38.2%押し後上昇チャネルを形成した時は、下抜けして61.8%押した後に上昇する」というものがあります。
こういった「名もなきフォーメーション」もいくつか引き出しに入れておきましょう。
説明が難しいのと、得意パターンを見極めるには自分で気づくのが最も早いという観点から、ここでは紹介は控えます。
セットアップ配布
上記の設定をサクッと設定できる、テンプレートをお渡しします!
まずは下記にアクセスして「MT5template」というフォルダをダウンロード、開いて中身を確認してください。
https://drive.google.com/file/d/1AO2O6G5hSHtg1b3GtdRBp4BPQYK6DglF/view?usp=sharing
「OsMA」、「ShowWorldClock」という2つのカスタムインジケータと、「standard」というテンプレートファイルが入っています。
ダウンロードしたら、MT5を開いて[ファイル]→[データフォルダを開く]と進みデータフォルダを開きます。
次に[MQL5]→[Indicators]→[Examples]と進み、「OsMA」と「ShowWorldClock」のファイルをドラッグ&ドロップします。
次に、[Indicators]を選択した画面まで戻り、今度は[profiles]→[templates]と進み、「standard」ファイルをドラッグ&ドロップします。
ここまで来たらデータフォルダを閉じてMT5を再起動し、好きなチャートを開いて[定型チャート]→[standard]をクリックします。
下記のようなチャートになれば、OKです!
相場観の組み立て方
では実際に、上記のチャートを使って、相場観を作ってみましょう。
ポンドルを題材に
まずは日足を見てみます。
僕は原則、日足、4時間足をベースに相場観を立てて、1時間、15分足を見て仕掛けをします。
日足を見ると、大きく上昇した後の下落中ですね。長期上昇トレンドに転じる前提に立てば、押し目買いポイントはどこになるのかを見極めることが重要そうです。
長期スローストキャスティクスはゆったり降りてきているので、全体の大きな大きな流れは下方向ということがわかります。
しかし短期スローストキャスティクス、MACDを見るとほぼ揃って起き上がってきています。
この短期スローストキャスティクス、MACDが一致して同時に起き上がってくる時は強烈な買い場を示します。よって、この時点でロングの目線を持ちます。
目標は上値余地を解消するオシレーター枠上限ですが、ここで長期スローストキャスティクスを思い出します。
大きな大きな流れは下方向なので、「もしかしたらオシレーター枠上限まで上がらず、途中で折れるかもな」となります。
次に4時間足を見てみます。
4時間足では、長期スローストキャスティクスは下値余地がなく、短期スローストキャスティクス、MACDは中途半端に上がってしまっています。この時点で「今すぐはエントリーしない」という判断をします。
直近の値動きを見るとチャネルで推移していますね。
ここは引き出しを開けましょう。
「反発後にチャネルを形成した場合、そのチャネルは割り込んでより大きなチャネルを形成する時がある」というものですね。
わかりにくいですが、下記のようなイメージで推移する可能性があるということです。
上記のような「結局上がる」パターンがあるものの、マーケットには「下落後に上昇平行チャネルが出たら売り(=下降フラッグ)」という矛盾するセオリーがあります。
こんな時にオシレータを見ればわかりやすいですよね。
つまり、上記のような値動きを想定しておき、実際に下がってきた時に「オシレータに下値余地があれば下抜けて下降トレンド継続」というような判断を下せるわけです。
と、このように相場観を組み立てていきますが、所詮相場は2分の1のゲームだということは別記事で解説しましたね。
上記のような相場観は、あくまで「勝率を数%底上げする為のもの」です。
もっと大事なのはやはり資金管理でしょう。
資金管理法
トレードにおける資金管理は、もっとシンプルなギャンブルで稼いでるプロを参考にするとわかりやすいです。
個人的には、ブラックジャックとポーカー。この2つのプロの資金管理に対する考え方は目を見張るものがあります。
ギャンブル攻略のサイトではないので詳細は省きますが、ざっくりこんな感じです。
- 1BETあたりのリスクは1%程度
- エッジの有無(勝率)によってBET額は変動
- 勝率が低い時は0.5%程度、高い時は2%程度
これをトレードに落とし込みましょう。
まず、1トレードのリスクは基本的に0.5%です。
この0.5%のリスクを抱えたポジションが、建値ストップできる程の含み益を抱えた、あるいはフォーメーションが成立した等、チャート構造が変化した場合、追撃しましょう。
この追撃ポジションの勝率は高いですから、1%程度のリスクを背負っても良いでしょう。
15分足でエントリーしたポジションが1時間レベルのトレンドにたまたま乗った場合、さらに1%のリスクを背負ったポジションを追撃しましょう。
といった具合に、基本的には含み益が乗るだけ追撃をしていきますが、限度があるものですから、最大で3本〜4本程度のポジション数に抑えましょう。
ポジション数のコントロールはこちらも参考に。
僕は現在、Canonに毎日0.3~0.5%程度稼いでもらいながら、1ポジション目0.5%程度のリスクでトレードをしています。
相場と噛み合わない時はCanonの利益を裁量の損失が食ってしまい、月利3〜5%程度になりますが、噛み合った時は月利にすれば30%程度を叩き出すこともあります。
平均して、年に2〜3倍が目標です。
これはつまり、1ポジション目のリスクを5%負えば、年に20〜30倍を目指せるということです。
たまに「1ポジションのリスクは10%!年5倍を目指します!」というような方を見かけますが、何かが間違っています。
これは相場観やリスクリワードに改善の余地を残すことで、不要なリスクを背負っている状態です。
不要なリスクを意識してみよう
トレードは答えがない以上、常に「これで合っているのか」「どこを改善すればもっと良くなるのか」という悩みが絶えません。
こんな時、「これで良いのだ」と判断する方法を1つお教えしましょう。
大事なのは「不要なリスクを背負っていないか」です。ちょっとした計算が出てきますが、読み飛ばさずぜひ理解してみてください。
よく聞く話に「GOLDを0.01Lotでトレードしています。300ドルの証拠金で、1日に30ドルの利益を目指しています」というものがあります。
数字を置き換えるとみなさんも当てはまりませんか?
日利10%を目指していることが悪いとは言いません。少額なうちはハイレバでガンガントレードするべきです。が、ハイレバでも適切なリスクというのが存在します。
さて、上記の例ですが、GOLDは一般的に、1日に1〜3%程度変動すると言われています。
ここでは仮に、中央値の1.5%を採用しましょう。
変動ということは、高値から安値までの距離ですよね。「頭と尻尾はくれてやれ」という格言の通り、上から下までを綺麗に抜くことは不可能です。ということで、1.5%の変動のうち、1%を獲得できるものとしましょう。
さて、GOLDは執筆時点で4700ドル。1%は47ドルですから、47ドルの値幅は獲得できるとします。
30ドルを利益を求める時、47ドルの値幅を抜けるのなら、30÷47=0.64…で、およそ0.64oz分のポジションを建てれば良いということになります。
しかし、先述の方は0.01Lot、つまり1ozのポジションを建てていましたね。
この差分、0.36oz分のポジションが、「不要なリスク」です。
トレーダーの収益は市場のボラティリティに依存します。
どんなに素晴らしい相場観があっても、値が動かなければ話になりません。
その為、トレード技術の向上、改善の話をする時は、必ずボラティリティに端を発するべきであり、ここに改善の余地があるのです。
具体的に見てみよう
先ほどの13EMAの時のチャートを見てみましょう。
①は先ほどの13EMAとダブルトップのくだりで、50ドルの値幅を獲得できます。
②は底からディープ・リトレースメントをした為、FE127.2%まで、およそ100ドル程度の値幅を獲得できます。
合計で150ドルの値幅を獲得できたわけですね。いや、負けトレードもあるかもしれません。実際に獲得できるであろう純利益は100ドル幅分としておきましょう。
さて、この日にあなたは1000ドルの元本で100ドルの利益を目指し、0.01ロットでトレードしたとします。
不要なリスクは背負ってしまっていたでしょうか?
1ozで100ドルの値幅を獲得し、100ドルの利益を手に入れたのです。適正ですね!
改善余地は「今日はなかった」ということになります。
では、2000ドルの元本で1日50ドルの利益を目指し、0.01ロットでトレードし、実際に50ドルの利益だったとしたらどうでしょう?
0.01ロットなら100ドル取れた相場ですから、相場観か早すぎる利確によって、不要なリスクを背負ってしまっているということになります。
「不要なリスク」を極力背負わないようにするには、トレードを終えるごとにそのトレードを振り返るしかありません。
そして、同じ相場は二度と展開されない為、完全に削ぎ落とすことは不可能です。
しかし、地道な努力を続けることで「不要なリスク」は極限まで削ぎ落とすことができるのは確かです。
毎トレードと言わず、10回中1回でも振り返って考えてみると、トレードはぐんぐん上手くなるでしょう。















